リーガルホールドを設定したら、eDiscovery 管理者は保存対象となっている Miro ボードを確認または検証して、関連するすべてのデータが損なわれず、法的手続きまたは調査への備えが整っていること確かめることができます。リーガルホールド対象の Miro ボードを確認すると、管理者はコンテンツを評価して証拠として使用される可能性のある重要な情報を特定すると同時に、保存されたデータの整合性を確保できます。 リーガルホールドの対象となっているボードを定期的に確認することで、eDiscovery 管理者はコンプライアンスを維持し、その後の法的要求事項に対する組織の万全な備えを実現できます。
図 1:リーガルホールド対象ボードのサンプルリスト
リーガルホールドの対象となっているボードを確認するには、以下の手順を実行します。
✏️ このタスクを実行するには eDiscovery 管理者の役割が必要です。eDiscovery 管理者の役割をリクエストするには、会社の管理者にご連絡ください。
- 「Miro の設定」に移動します。
- 左枠の Enterprise Guard で [eDiscovery] をクリックします。
- eDiscovery ページで、確認したいリーガルホールドが含まれているケースをクリックします。
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リーガルホールドのページで、対象になっているボードを確認したいリーガルホールドをクリックします。
選択したリーガルホールドの対象となっているボードのリストが、以下の情報と共に表示されます。
- リーガルホールドの名前
- リーガルホールドによって影響を受けるコンテンツのタイプ
- このリーガルホールド対象のユーザー
- ボードの詳細(ホールド対象のボードの名前、チーム名、ボードの機密分類、所有者、最終更新日など)。
検索ボックスにキーワードを入力すると、ボードのリストを検索できます。
メモ:
- ホールド対象のボードは引き続きアクセスおよび編集できますが、すべてのバージョンが保存されます。コンテンツは削除された後でも、ホールド内で引き続き利用が可能です。ホールド中のコンテンツのアイテム数は、今後のユーザー操作により増加することがあります。
- リーガルホールドの対象となっているユーザーが、ボードを開いたり、変更したり、ボードで何らかの操作を行ったり(コンテンツの名前を変更または追加)した場合、ボードにフラグが立てられてボードが保存されます。たとえば、ボードの名前が変更されたりコンテンツが更新されたりすると、ボードは自動的にリーガルホールドの対象になります。さらに、ボードの所有権とボードの作成もホールドの対象になります。
- リーガルホールドが作成されると、その時点でカストディアンが作成したボード、所有または共同所有しているボードにホールドが適用されます。さらに、ホールドが設定された後に、カストディアンがアクセスして変更するあらゆるボードも適用対象に含まれます。このリリースでは、過去のボードへのアクセスや更新履歴の詳細は利用できません。