Miro グループフレームは、ボードでのグループ アクティビティーの準備や、積極的な参加を促すのに役立ちます。参加者を小さなグループに分け、特定のタスクを与えてアクティビティーへの参加を促します。グループフレームを活用すれば、参加者を個別のコラボレーション空間に招待し、参加者同士をつなげる有意義な時間を提供することができます。
利用可能なユーザー:Business、Consultant、Education、Enterprise プランの一部のユーザ
設定者:ボード所有者、ボードの共同所有者、参加可能な編集者
グループフレームの設定方法
ボードの右上にあるコラボレーション ツールバーのグループフレームを開きます。グループフレームを追加するには、ボードのフレームを選択するか、[Create breakout frames](グループフレームを作成する)をクリックします。フレームへのリンクの追加は後で行います。
ツールバーのグループフレーム
ボードのフレームを選択してグループフレームを追加する場合、同じコンテンツのフレームを簡単に作成することができます。ボードのフレームを選び、ドロップダウン メニューで作成するグループフレームの数を選択し、[Create breakout frames](グループフレームを作成する)の青色ボタンをクリックします。オリジナルフレームの隣に同じコンテンツのフレームが作成され、自動的にグループフレームとリンクします。
グループフレームの作成
グループフレーム パネルでは、フレームとグループフレームとのリンクの接続 / 切断や、グループフレームへの参加者の割り当てを行うことができます。1 人のユーザーに割り当てられるのは、1 つのグループフレームだけです。なお、グループフレームを割り当てられるのは、ボード上でオンラインのユーザーのみです。
グループフレームのユーザーへの割り当てとフレームのリンク設定
グループフレームの名前の変更をしたり、フレームの削除や追加を簡単に行うことができます。新しいグループフレームを追加するには、プラスボタンをクリックします。1 回のグループフレーム セッションで作成できるグループフレームの最大数は 100 件です。この制限に達すると、グループフレームを新しく作成する機能が無効になり、ホバー時にツールチップが表示されます。
フレーム名の変更と新規フレームの追加
[Lock participants to linked frame](参加者をリンク先のフレームにロックする)のトグルは、デフォルトで無効になっています。この設定を有効にすると、グループフレームに参加した参加者は、他のフレームに移動できなくなります。この設定を無効にすると、参加者はグループフレーム セッションの実施中も、ボード上の他のフレームに自由に移動することができます。
[スタート] をクリックしてセッションを開始します。
✏️ なお、Miro のグループフレームは、今のところテレビ会議グループと接続することはできません。しかしながら、将来的にはこれに対応していきます。 Zoom と Miro のグループフレームの使い方についは、こちらをご覧ください。
ボード参加者用の機能
グループセッションが始まると、参加者のボードの右側にはグループフレーム パネルが表示されます。グループセッションを割り当てられたユーザーは、フレームにリダイレクトされます。その他のユーザーは、希望するグループフレームに参加できます。
参加者は、セッションの途中で自分のフレームを離れ、他のフレームに参加できます。
グループからの退出と参加
✏️ 参加者の画面が参加しているグループのフレームにロックされている場合、フレームとつながっているグループフレームを退出しない限り、そのフレームから退出することはできません。
セッションの実施中、ファシリテーターは各フレームの参加者の数やアバターを確認し、ユーザーを特定のフレームに割り当てることができます。セッションを中断させたり、参加者をグループフレームから退出させるためには、それらに対応するボタンをクリックします。
ファシリテーターのグループセッションの画面
スマート会議でのグループフレームの使用方法
Miro のスマート会議は、ボード上でアクティビティーを開始するための選択肢の 1 つです。Miro に会議やプレゼンテーションのスライドにグループ アクティビティーを追加し、事前に保存しておくことができます。Miro のスマート会議の詳細については、こちらのページをご覧ください。
グループフレームをテンプレートとして保存する方法
ボードをテンプレートとして保存すれば、ボード上のグループフレームも自動的にテンプレートと一緒に保存されます。
ボードをテンプレートとして保存する
保存しておいたカスタムテンプレートを後で使えば、ボード参加者に同じグループ体験を提供できます。
Miro グループフレームと Zoom グループルームの併用
Miro グループと Zoom グループを併用することで、チームの意思決定プロセスを加速させることができます。
- Miro でグループフレームのコンテンツを準備してから、グループとフレームをリンクします。
- Zoom でグループフレームを開始し、参加者をルームに割り当てます。
- Zoom と Miro の部屋の数が同じであることを確認します。Miro のフレームは必要に応じて簡単に追加 / 削除できます。
- Miro でグループフレームを開始し、参加者に Zoom で割り当てられていたのと同じ部屋に参加してもらいます。こうすることで、両方のアプリケーションに各参加者を手動で割り当てる手間を省くことができます。ユーザーの一部でガイダンスが必要な場合は、すべてのグループを監視しつつ、グループの割り当てを調整することも可能です。
💡 Zoom 用 Miro アプリを活用し、Miro ボードを使った Zoom 会議でのコラボレーション方法をご紹介します。