Rally を使って、CA の先進的なアジャイル ソフトウェアとフレームワークを Miro のボードで活用しましょう。CA Agile Central の機能を扱いやすいカードに変換し、バックログの優先順位付け、ストーリーのマッピング、他のチームの活動を視覚化することで、チームが一貫して高品質なプロジェクトを迅速に開発することを可能にします。
利用可能なプラン:Enterprise プラン
Rally との接続
Rally の認証は、OAuth 2.0 プロトコル(認証コード付与)を介して行われ、すべてのリクエストは SSL を介して行われます。Miro のデータと CA Agile Central アカウントの接続には、ユーザープロフィール レベルとチームレベルの 2 つのレベルがあります。
Rally への接続は、Rally から Miro への接続のみであることに注意してください。Miro のボードにカードをインポートし、カードの編集セクションで後述するソースボタンを介してカードを編集することができます。Miro では、Rally カードを直接編集することはできません。
チームレベル
設定者: チームの管理者
⚠️ なお、同じ Rally インスタンスを接続するには、Miro の各チームごとに、異なる Rally ユーザーアカウントが必要となります。
チームレベルで接続を確立するには、チームの管理者が、Miro マーケットプレイスで CA Agile Central(Rally)アプリを検索し、チームにインストールする必要があります。[アプリを取得] をクリックしてから、チームを選択して、[インストールして承認] をクリックします。
チームで Rally をインストール
ボードからアプリをインストールすることもできます。作成ツールバーの矢印 [他のアプリ] をクリックし、CA Agile Central を検索し、[追加する] を選択します。
ボードからアプリをインストール
次に、チームの設定 > [アプリとインテグレーション] を開き、そこからインテグレーションと [接続する] を選択します。Rally で認証されていない場合、Rally アカウントにログインするよう促されます。
チームレベルでインテグレーションを接続
この設定中に、Rally 側で Webhook が作成され、インポートされたカードの更新情報が Miro に送信されるようになります。
チームレベルでインテグレーションが設定されている場合、チームメンバーであれば誰でも、他の参加者がボードにインポートした Rally カードやカードの現在の状態を確認できます。
なお、チームレベルでのインテグレーションの設定に使用する Rally アカウントには、カードがインポートされるすべての Rally プロジェクトへのアクセス権が必要となります。もし、この Rally アカウントでアクセスできない Rally プロジェクトがある場合、そのプロジェクトからインポートされたカードはボード上で更新されず、すべてのチームユーザーからは固まっているように見えます。
プロフィールレベル
設定者:各ユーザー
⚠️ インテグレーションを接続する前に、別のブラウザータブで Rally にログインしてください。
ユーザーが Rally カードをボードにインポートしたい場合、プロフィールレベルでインテグレーションを設定する必要もあります。Miro のプロフィールでインテグレーションと接続するには、[プロフィールの設定] を開き、[インテグレーション] に切り替え、CA Agile Central(Rally) を検索して、[接続する] をクリックします。
プロフィールレベルでインテグレーションを接続
プロフィールレベルの接続が確立されると、ユーザーは、ツールバー上の Rally アイコンを使用して Rally ライブラリーピッカーを開くことができます。このピッカーでは、プロフィールレベルでのインテグレーションの設定で使用する Rally アカウントで利用可能なすべての Rally の要素(ユーザーストーリー、タスク、不具合)が表示されます。つまり、Rally ピッカーを使えば、ユーザーは Rally で利用可能な項目だけをインポートできるようになります。
CA Agile カードのボードへの追加
ボードにカードを追加するには、タスクの URL アドレスをコピーしてボードに貼り付けるだけです(標準的なショートカットキーの組み合わせも使えます)。
タスクをフィルターにかける、またはカードを一括で追加するには、作成ツールバーで [CA Agile] を選択します。
ツールバーの CA Agile アイコン
CA Agile Central のピッカーが表示され、「プロジェクト」、「タイプ」、「イテレーション」、「リリース」などの検索フィルターを設定できます。1 つ、もしくは複数を選択して、[エクスポート] をクリックします。
CA Agile Central ピッカー
タスクは自動的にボードに追加されます。タスク名が長い場合、カードの下側をドラッグすれば名前の全体が表示されます。
ボード上の Rally カード
なお、Miro の Rally インテグレーションでは、Miro 上で Rally カードを作成したり、直接編集したりすることはできません。
カードの編集
カードのコンテンツを編集するには、カードのソースリンクをクリックしてください。
カード上の編集アイコン
編集可能なソースタスクが新しいタブで開かれます。変更内容はすべて、カードに即座に反映されます。
インテグレーションの無効化
Rally イテレーションへの接続を解除するには、チームの設定 > [アプリとインテグレーション] でインテグレーションを [無効化] し、[チームに対してアンインストールする] をクリックします。
インテグレーションを無効化するオプション
起こり得る問題とその解決方法
- Miro の Rally ピッカーに、一部のプロジェクトが表示されません
ー Miro の Rally インテグレーションでは、Rally SDK ピッカーを使用してデータを入力しますが、これは公開状態のプロジェクトでのみ機能し、残念ながらカスタマイズできません。Miro 側でプロジェクトを表示するには、プロジェクトの状態を [公開] に変更してください。 - Miro のすべてのカードや、一部のカードのフィールドが更新されません
ー 複数の Miro チームで Rally カード インテグレーションを使用している場合、すべてのチームが異なる Rally ユーザーアカウントを使用して、Rally インスタンスと接続していることを確認してください。接続用の資格情報が別の Miro チームですでに使用されているため、選択したチームの更新に問題が発生している可能性があります。必要に応じて、別の Rally ユーザーの資格情報を使用してインテグレーションを再接続してください。 Miro で Rally ピッカーを開こうとすると、読み込み中が終わりません。
ー 以下のトラブルシューティング手順に従ってください。1. サブスクリプション メニューを開きます(https://rally1.rallydev.com/#/subscription)。
2. [アクション] メニューのドロップダウンをクリックし、[編集] を選択します。
3. CORS Allowed Origins(許可オリジン) フィールドが表示されるまでスクロールダウンします。
4. このフィールドに https://miro.com,https://*.miro.com (https://miro.com)を入力します。
5. [保存して閉じる] をクリックします。