Miroverse にテンプレートを送信する場合、テンプレートのタイトル、関連カテゴリー、該当する役割、テンプレートの説明を付記する必要があります。
この記事では、テンプレートの説明をどのように記述すれば、テンプレートの可視性を高め、ノウハウを紹介し、作成したテンプレートを最大限に活用してもらえるようになるかについて説明します。
テンプレートの説明とは?
テンプレートの説明は、テンプレートを作成した理由、テンプレートの目的や使用方法などの情報を提供し、ユーザーにテンプレートを紹介するものです。この説明文は、Miroverse テンプレートのページで、テンプレートのプレビューの下に表示されます。
テンプレートの説明が重要な理由
明確で読みやすいテンプレートの説明を記述すると、次のようなメリットがあります。
1. ニーズに合っているかどうかユーザーが判断しやすくなる。 テンプレートの説明には、テンプレートの内容に関する説明をはじめ、テンプレートの対象ユーザー、テンプレートの目的、テンプレートが作成された理由、テンプレートの使用方法、使用のヒントやコツ、テンプレートを最大限に活用するためのベストプラクティスなどを記載することができます。
2. インスピレーションを与える。 類似した問題を解決する Miro の新しく画期的な使用方法を求め、多くのユーザーが Miroverse を検索しています。説明でさらに詳しいコンテキストを提供すれば、ユーザーはその手法から学ぶことができます。
3. ユーザーがテンプレートをみつけられるようにする。 検索結果に表示されるかどうかを決めるのは、テンプレートのタイトルと説明です。テンプレートを見つけようとユーザーがキーワードやフレーズを検索した場合、テンプレートのタイトルにその特定のキーワードが入っていなくても、説明に含まれるコンテキストが加味されるので、テンプレートがほかの関連検索で表示される可能性があります。
優れたテンプレートの説明とは?
優れたテンプレートの説明は、適切なコンテキスト、キーワード、フレーズを含み、包括的で読みやすく整理されているものです。
包括的な内容
テンプレートの説明は、スペースを含む 300 文字以上で記述する必要があります。ただし、ベストプラクティスとしては、必要な情報をできるだけ多く提供し、潜在的ユーザーにテンプレートを最大限に活用してもらえるようにすることが大切です。説明の長さはテンプレートやテーマによって異なりますが、平均して 500~800 語、またはスペースを含む文字数が 1,000~5,000 文字が望ましいでしょう。
読みやすい文章
テンプレートやその使用方法について説明するのに十分なコンテキストを、わかりやすくシンプルかつ明確な表現で伝えましょう。想像してみてください。このコンセプトを初めて聞く人に説明するとしたら、どこから説明しますか?どんな詳細情報を記載しますか?
よく整理されていて見やすい形式
見出し(H2、H3)、箇条書きリスト、番号付きリストを使用してテンプレートの説明をまとめれば、必要な情報が見つけやすくなります。最も重要な情報は、説明の上部に記述します。FAQ やヒントなど、重要度の低い情報は下の方に記述します。
キーワードやフレーズを含んだ記述
前述のように、ユーザーにテンプレートを見つけてもらえるようにすることも、説明を記述する目的の 1 つです。テンプレートの目的やテーマに関連した、一般的かつ馴染みのある用語やフレーズを使用すれば、類似のソリューションを探しているユーザーの役に立ちます。
優れたテンプレートの説明を記述する方法
時間をかけてユーザーのニーズを把握したら、段落、箇条書き、リストを利用して、説明の内容を整理されたセクションに分けます。そのようにすることで、ユーザーや検索エンジンに内容を認識してもらいやすくなります。
実際に利用するユーザーのことを考える
テンプレートを検索、利用するのはどのような イメージしてみましょう。そうすることで、何を説明の主なセクションにすればよいのかが見えてきます。次のような問いについて考えてみましょう。
- このユーザーは、特定の役割や業界に携わっているか?
- どのような目的や理由でこのテンプレートを見つけたのか?
- このテンプレートは問題の解決にどのように役立つのか?
- ユーザーはこのテンプレートで何を実現または達成できるのか?
- どんなサポート情報を求めているのか?
- このテンプレートで成果を得るには、どんな詳細情報、定義、説明、リソースが必要なのか?
H2 見出しで主なセクションを作成
セクションの見出しを作成するには、必ず H2 形式を利用します。これらは、テンプレートの説明で最も重要な要素となります。見出しは、ユーザーが内容を理解し、情報を見つけるのに役立ちます。セクションの目的をわかりやすく簡潔かつ明確に伝えるものでなくてはなりません。また、見出しには、実務、テーマ、業界、役割などの関連キーワードおよびフレーズを含める必要があります。先述の問いへの答えを踏まえて、セクションの見出しを作成してみましょう。
見出しの例としては、以下のようなものがあります。
- [テンプレートタイトル] テンプレートについて
- [テンプレートタイトル] テンプレートを使用する対象ユーザー
- [テンプレートタイトル] テンプレートの使用方法
- [テンプレートタイトル] テンプレートで達成できること
- ヒントとベストプラクティス
H3 でサブセクションを作成
セクションが長く、まとまりがないと思う場合は、H2 の下に小見出し(H3)をネストして、セクションをいくつかのサブセクションに分けます。H3 を使用する際には、必ず H2 の下にネストしてください。以下はその一例です。
H2 - ふりかえりとは?
H3 - チームのふりかえりとは?
H3 - 誰がふりかえりを実施するのか?
H3 - なぜふりかえりが有益なのか?
H3 - ふりかえりが必要なとき
H2 - 「ふりかえり」テンプレートの使用方法
H2 - ふりかえりをスムーズに行う方法
H2 - ふりかえりのヒントとベストプラクティス
番号付きリストや箇条書きリストを使用して説明を読みやすくする
順序のないリストの場合は箇条書き、順序がある場合(段階的な手順など)は番号付きのリストを使用します。これらのツールを活用すると、コンテンツが整理されて読みやすくなり、ユーザーの目に留まりやすくなります。また、ユーザーをさらに引き付けるには、絵文字の使用も効果的です。
プロのヒント
テンプレートボードからコンテンツをコピーして貼り付ける
テンプレートのボード上に説明や情報がすでに記述されている場合は、テンプレート送信の際、その記述をコピーして説明フィールドに貼り付ければ時間の節約になります。ボード内のコンテンツは検索結果の生成には利用されませんが、説明に加えた内容は検索の対象となるのでテンプレートの可視性を高めることができます。
Miro アシストでテンプレート説明を記述
Miro アシスト(ベータ版)では AI を活用するので、ゼロから始める必要がありません。Miro アシストは、ボードのコンテンツを使用して説明の記述を行うことができます。AI の回答を編集、推敲して精度を上げ、必要な詳細情報を追加します。また、上記の H2、H3、箇条書き、番号付きリストなどの形式も取り入れる必要があります。
Miro アシストを利用して、テンプレート説明をセクションごとに部分的に生成することもできます。以下はその一例です。
- プロダクトマネージャーがこのテンプレートをどう活用できるかについての段落を記述してください
または、Miro アシストで全文を仮記述してから、編集して書式を整えることもできます。Miro アシストを使用して、説得力のある Miroverse のテンプレートの説明を記述