Google ドライブを使うと、オンラインで安全にファイルを保存し、どこからでもアクセスでき、他のメンバーとコラボレーションできます。Google ドライブとのインテグレーションを利用すれば、タスクに集中し、ドキュメントをボード上でより簡単に管理できるようになります。
設定者:各ユーザーによる個別設定(管理者以外のユーザーによるアプリのインストールを、管理者は制限できます)
利用可能なソフトウェア:ブラウザー版、デスクトップアプリ(フル機能およびファイル編集可)、タブレットアプリ、モバイルアプリ(機能に制限あり、編集不可)
Google ドライブの有効化
Google ドライブからファイルの追加を開始するには、プラグインをインストールし、Google ドライブを Miro に接続する必要があります。
⚠️ 管理者以外のユーザーは、[アプリとインテグレーション] 設定で許可されていなければ、アプリをインストールすることはできません。
Miro のマーケットプレイスからアプリをインストールします。[Get app](アプリを取得)をクリックすると、プラグインをインスト―ルするチームの選択を促されます。Google ドライブプラグインのインストール時のチーム選択
ボードからプラグインをインストールすることもできます。作成ツールバーのプラスアイコン(他のアプリ)をクリックして Google ドライブを検索し、[追加] を選択します。ポップアップ ウィンドウで [Get app](アプリを取得)をクリックします。
次に、Google ドライブを Miro に接続しますが、簡単な方法が 2 つあります。
1. [プロフィールの設定] に移動します(ボード左上の歯車をクリックするか、ダッシュボードのプロフィールアイコンをクリックし、[設定] を選択します)。[インテグレーション] タブを開いて、Google ドライブを見つけ、[リンク] をクリックします。
インテグレーション ページの Google ドライブ
2. ツールバーの [アップロード] メニューにある [Google ドライブ] をクリックし、ボード内で Miro のプロフィールと Google ドライブをリンクします。
ツールバーの Google ドライブアイコン
必要な Google アカウントの認証を確認し、アプリのファイルへのアクセスを [続行] します。
Google ドライブへのアクセス権限
これらは Google ドライブに対する一般的なアクセス権限です。
—Google ドライブのすべてのファイルの表示、ダウンロード —ボード上の Google ドライブファイルのピッカーに表示。この権限で、Google ドライブから Miro へのドキュメントのインポートが可能
—このアプリで使用する Google ドライブ上の特定のファイルのみの参照、編集、作成、削除 —この権限で、Miro ボードの Google ドライブへの保存が可能
Google ドライブ アプリケーションは、ドライブ上で作成されたファイルのみを管理します(ボードへのリンクなど)。Miro は Google ドライブ内のコンテンツを管理することはできません。インテグレーションの実施には、Google ドライブ API v3 を使用しています。この API では、書き込み権限がフルディスクのアクセス権限とは別にリクエストできないように、スコープをグループ化しています。詳しくは Google の記事、「Google API のスコープ」でアクセス権限をご確認ください。
Miro にリンクしている Google アカウントの変更が必要な場合は、[プロフィールの設定] > [インテグレーション] へ移動し、Google ドライブの隣りの [ログアウト] をクリックして別のアカウントにリンクしてください。
[プロフィールの設定] 内の Google ドライブリンク
Google ドライブと共有ドライブからのファイルの追加
⚠️ Miro のボードにアクセスできるすべてのユーザーは、Google 側で制限されている場合でも、インポートされたドキュメントを取り出せます。ファイルを保護するには、ドキュメントへのアクセスを制限すべきユーザーとボード共有をしないでください。
Google ドライブからファイルを追加するには、以下の手順を実行します。
- ドキュメントの URL を直接ボードに貼り付けます(URL を図形や付箋に貼り付けた場合、ドキュメントはボードに埋め込まれず、リンクが単なるテキストとして追加されるだけなのでご注意ください)。⚠️ Google スプレッドシートから特定のシートのリンクをコピーして、Miro ボードに貼り付けても、貼り付けたスプレッドシートは、Miro 上では最初のページから始まります。
または - ツールバーの [アップロード] ボタン(上のスクリーンショットに表示)をクリックし、Google ドライブを選択すると、ピッカーメニューが表示されます。追加したいすべてのドキュメントを選び、[Select] (選択)をクリックします。検索バーを使って Google ドライブ上のドキュメントを検索することもできます。
💡 モバイルアプリでボードに Google ドライブのドキュメントを追加するには、[Upload](アップロード)メニューを使ってドキュメントの URL を貼り付けます。
Google ドライブ内でドキュメントを選択
共有ドライブからドキュメントを追加 —タブに切り替えてファイルを選択します。
Google ドライブピッカー内のチームドライブ
Google ドキュメントの編集
利用可能なソフトウェア:ブラウザー版、デスクトップアプリ
Google ドキュメント、スプレッドシートおよびスライドをボードに直接埋め込んで、移動、サイズ変更、またドキュメントのページのスワイプができます。
ドキュメントをクリックすると、ページを切り替え、ページを [ピン留め]、[ページを抽出]、コンテンツを [編集]、[再読み込み]、[更新]、[ソース] への移動を実行するためのコンテキストメニューが表示されます。
ドキュメントの編集を開始するには、コンテキストメニューのペンのアイコンをクリックするか、ドキュメントをダブルクリックします。ドキュメントはポップアップ内で開き、Google ドライブ上と同様に編集できます。[閉じる] または グレーのエリアをクリックし、編集を終了します。すべての変更は自動的に保存され、ボード上と Google ドキュメント内で表示されます。
ボードに埋め込まれた Google ドキュメントの編集
必要に応じて、ソースボタンをクリックし、次のタブでドキュメントを開いて編集することもできます。
Google ドライブで直接編集した場合(特にオフラインで作業した場合)は、コンテキストメニューの [更新] ボタンを使って、ボードに埋め込まれたものを更新してください。ボードに埋め込まれた Google ドライブのファイルは、Miro 上で編集されない限り、自動的に更新されることはありません。
[更新] ボタン
アクセス権の管理
Google ドライブと Miro のアクセス権は個別に設定されていますので、ご注意ください。つまり、ユーザーが Google ドキュメントを編集できるようにするには、そのユーザーと Google ドライブで編集者の権限付きでドキュメントを共有し、さらにボードに編集者として招待する必要があります。
Google でドキュメントの編集者権限を与えても、ボードに閲覧またはコメント権限のみで招待した場合、ドキュメントの編集モードを有効にすることはできません。逆の場合も同様に、編集者としてボードに招待しても、Google ドライブでドキュメントを共有しなければ、Google はこのユーザーにドキュメントの編集許可を与えません。
コラボレーションの成功に必要なアクセスレベルが、ご自身とチームメンバーに付与されていることをご確認ください。
ボードの Google ドライブへの保存
設定者:ボード所有者
エクスポートアイコン > [Google ドライブに保存] をクリックすると、保存したボードは他のドキュメントと同じようにドライブでアクセスできるようになります。
Google ドライブにボードのリンクを作成
Google ドライブで保存したボードをクリックできるようになります。クリックすると別のブラウザータブでボードが開きます。ボードは、Google ドライブで削除しても、Miro では引き続き利用できます。ただし、Miro でボードを削除すると、Google ドライブからのアクセスはできなくなります。
⚠️ ボード所有者でない場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
保存権限がないことを知らせるエラーメッセージ
プラグインの削除
チームのプラグインを削除するには、チーム設定の [アプリとインテグレーション] セクションでプラグインをみつけ、[チームから削除] をクリックします。
チームから Google ドライブの削除
Miro と Google ドライブのリンクを解除するには、プロフィールの設定のインテグレーションのページを開き、Google ドライブのアイコンの横にある [ログアウト] をクリックします。
Google ドライブの Miro からのリンク解除
ボードに埋め込まれた Google ドライブのファイルでは利用できない機能
一般機能
- Google ドライブの開始ページ
- フォルダー間のファイルの移動
- 共有
- ヘルプ検索
Google プレゼンテーション
- プレゼンテーション モード
起こり得る問題とその解決方法
アップロードできませんというエラー
「このファイルをアップロードすることはできません。このファイルをアップロードする権限がないか、ファイルが削除されたようです。アクセス権を確認して再度お試しください」というエラーメッセージが、Google ドライブのファイルを Miro ボードにアップロードしようとするときに表示されたら、Google 管理者に、Drive SDK API で Google ドライブへのアクセス許可をユーザーに与えるよう依頼してください。
- Google 管理コンソールにログインします。
- [ホーム] > [アプリ] > [Google Workspace] をクリックします。[ドライブとドキュメント] がオン(すべてのユーザー)になっていることを確認してください。
- [ドライブとドキュメント] > [機能とアプリケーション] をクリックします。[Drive SDK] のセクションで、「Drive SDK API 経由での Google ドライブへのアクセスをユーザーに許可する」がオンになっていることを確認します。
アップロードができない場合の警告メッセージ
認証に関する問題
Google ドライブと Miro をリンクできない場合、次の権限がGoogle ドライブにリンクする際 Miro に与えられていることを確認します。「Google ドライブのすべてのファイルの表示、ダウンロード」、「このアプリで使用する Google ドライブ上の特定のファイルのみの参照、編集、作成、削除」。この権限を付与するには、Miro の [プロフィールの設定] > [インテグレーション] をクリックし、Google ドライブとのリンクを解除し、再度設定し直します。
Miro の Google ドライブアカウントへのアクセス権限
よくある質問
- Google ドライブで、埋め込まれたファイルを開くことはできますか?
—はい、ドキュメントを選択し、コンテキストメニューの [ソース] ボタンをクリックしてください。 - Miro ボードのコンテンツを Google ドライブのファイルに貼り付けできますか?
—ボードのコンテンツをテキストまたは画像としてコピーし、Google ドライブのファイルに貼り付けることができます。