コラボレーション設定では、組織のユーザーによる内部共有や外部共有について定義します。たとえば、新規メンバーを招待できるユーザーや、チームのプライバシーに関するデフォルト設定などが挙げられます。
コラボレーション設定の指定方法
以下の手順で、組織のコラボレーション設定を指定します。
前提条件
以下の各手順を行う場合は、[管理者コンソール] に移動し、[コラボレーション] を選択します。このセクションの手順はすべて、コラボレーションの設定ビューで行われます。
ゲストを自動的に非アクティブにする
ゲストは、招待を受けている組織外のメンバーで、ボードのアクティビティを共有したり参加したりすることができます。ゲストが非アクティブになった場合、これらのゲストを自動的に無効化するように Miro で設定することができます。
手順
ゲストを自動的に無効化するには、[ゲストを自動的に非アクティブにする] をオンに切り替えます。非アクティブな状態が 30 日間続くと、ゲストは自動的に無効化されます。
ドメインに対して共有を許可する
ユーザーに対して、指定したドメイン外でのコンテンツ共有を禁止します。
手順
手順は以下のとおりです。
-
[招待] で、許可するドメインごとに以下の手順を繰り返します。
- 右側のボックスに、許可ドメインを入力します。
-
[追加] を選択します。
💡 必ず自身のドメインを追加してください。
- [許可されたドメインに制限する] をオンに切り替えます。
- (オプション)すべてのユーザーを検証します。
- (オプション)許可ドメイン以外のゲストとの共有を許可するには、[許可されたドメイン以外のゲストとの共有を有効化する] にチェックを入れます。
これで、共有を許可するドメインを指定することができました。
詳しくは、「Enterprise プランのポリシーの共有」を参照してください。
公開リンクによる共有を設定する
ユーザーが組織外でボードを共有できるようになります。
手順
手順は以下のとおりです。
- [共有] で、[ボードの公開共有を許可する] をオンに切り替えます。
- (オプション)ボード所有者が公開ボードを誰でも編集できるようにするには、[公開共有ボードで編集を許可する] にチェックを入れます。
- (オプション)公開ボードでパスワード保護を必須にするには、[公開共有ボードにパスワードを要求する] にチェックを入れます。
- (オプション)非アクティブな公開ボードのリンクに対して有効期限を設定するには、[非アクティブなボードの公開共有リンクに期限を設定する] にチェックを入れます。
💡 最長で 999 日まで設定できます。デフォルトは30日です。
これで、公開リンクでのボード共有を設定することができました。
新規メンバーを招待できるユーザーを指定する
すべてのユーザー、または指定した役割のみが新規メンバーを Enterprise サブスクリプションに招待できるようにします。
手順
新規メンバーを招待できるユーザーを指定するには、[会社の招待設定] で、以下のオプションのいずれかを選択します。
-
会社の管理者のみ
Enterprise サブスクリプションに新規メンバーを招待できるのは、会社の管理者のみです。 -
会社の管理者とチーム管理者
会社の管理者とチーム管理者が、Enterprise サブスクリプションに新規メンバーを招待することができます。 -
メンバー全員
組織の誰もが、Enterprise サブスクリプションに新規メンバーを招待することができます
これで、Enterprise サブスクリプションの招待設定を指定することができました。
✏️ Enterprise サブスクリプションの新規メンバーには、プランタイプを選択したときに設定したデフォルトのライセンスが付与されます。
チームに対してボードの共同所有者の役割を許可する
組織のチームで、ボードの共同所有者の役割をチームメンバーに割り当てることができるようになります。
手順
チームに対して共同所有者の役割を許可するには、[役割とアクセス権限] で、[共同所有者の役割を許可する] をオンに切り替えます。これで、共同所有者の役割を有効化することができました。
✏️ 共同所有者の役割は、チームごとに有効化する必要があります。
詳しくは、「ボードの共同所有者」を参照してください。
組織テンプレートの共有を制限する
ユーザーに対して、会社テンプレートを組織全体で共有することを禁止します。
手順
会社テンプレートの全体共有を禁止するには、[役割とアクセス権限] で、[会社テンプレートの共有を制限する] をオンに切り替えます。これで、会社テンプレートの共有を制限することができました。
チームのプライバシーを有効化する
デフォルトでチームのプライバシーを有効にします。
手順
デフォルトでチームのプライバシーを有効にするには、[チームとグループを非公開にする] をオンに切り替えます。これで、チームのプライバシーを有効化することができました。
✏️ チームの管理者は、チームのプライバシーを無効化して、組織全体でチームを可視化することができます。
次:4.3 チームの設定
Miro Enterprise の設定について、続いてはチームを設定します。