テーブルは、Miro でコンテンツに骨組みを与え、アイデアから実行までを支えるインタラクティブなツールです。
利用可能な環境:すべてのデバイス
利用可能なプラン:全ての Miro プラン
実行可能なユーザー:ボードの所有者と編集者
主な機能
テーブルの主な機能は次の通りです:
-
カスタムフィールドの作成
カスタムフィールドで情報を整理し、構造化できます。 -
Miro カードからアイテムを作成
Miro カードをテーブルウィジェットにドラッグ&ドロップして、新しいアイテムを作成できます。 -
付箋からアイテムを作成
テーブルに Miro カードまたは付箋を追加するを参照してください。 -
Jira カードから同期レコードを作成
テーブルに Jira カードを追加するを参照してください。 -
高度な絞り込みと並べ替え機能
絞り込みおよび並び替えを利用して、アイテムを整理し、優先順位を付けることができます。 -
アイテムをグループ化
テーブル内のアイテムをフィールドごとに整理し、情報を論理的にグループ化します。 -
複数のボードに連動するテーブルを作成
テーブルをコピー&ペーストし、同じデータを連動して表示させることができます。 -
タイムライン表示
タイムライン表示に切り替えると、新しいレイアウトでデータを見ることができます。
ボードにテーブルを追加する方法
以下の手順では、ボードにテーブルを追加する方法を説明します。
以下の手順に従ってください。
- Miro のボードを開く。
- 作成ツールバーの「ツール、メディア、インテグレーション」アイコン(+)をクリック。
「ツール、メディア、インテグレーション」パネルが開きます。 - テーブルを検索して選択します。
カーソルがテーブルのアイコンになります。 -
Miro ボード上の好きな場所をクリックして、テーブルを配置します。
これでボードにテーブルが追加されました。
テーブルのコピー&ペースト
ボード内またはボード間で、テーブルをコピー&ペーストする場合、基本的に 2 つのオプションがあります。最初のオプションは、それぞれの場所で更新されたデータが同期される連動テーブルを作成することです。2 つ目は、データを連動させずにテーブルをコピーし、テンプレートのように活用するオプションです。
以下の手順に従って、テーブルをコピー&ペーストしてください:
- コピーしたいテーブルを選択します。
- コンテキストメニュー( )をクリックし、コピーを選択します。または、Ctrl + C(Windows の場合)または Command + C(Mac の場合)のキーボードショートカットを使用します。
- ボード上のテーブルを貼り付けたい場所に移動します。
- 右クリックして「貼り付け」を選択します。または、Ctrl + V(Windowsの場合)または Command + V(Macの場合)のキーボードショートカットを使用します。
ポップアップが開きます。 - ポップアップ画面で、連動テーブルを作成するか、新規テーブルを作成するかを選択します。
これで、ボードにテーブルをコピー&ペーストできました。
テーブルの権限管理
異なる Miro ボード間でテーブルの連動ビューを複数作成する場合、テーブルの連動ビューを新しいボードに追加するときに、そのテーブルへの編集および閲覧権限を持つユーザーを確認および管理できるよう、アクセス権を管理する必要があります。連動されたテーブルに対するアクセス権は、大元のテーブルが作成された元データボードで管理されます。
新しいボードにテーブルを連動ビューとして貼り付けた際、ボードのすべてのユーザーが該当テーブルについて閲覧または編集権限を持っていない場合に、ポップアップが表示されます。テーブルのアクセス権を表示または編集したい場合は、テーブルが表示されている元のボードに移動して変更を行います。
ボードのユーザーが、元のテーブルが作成されたホームボードにアクセスできない場合、テーブルはアクセス不可状態で表示されます。ユーザがホームボードへの閲覧専用アクセス権しか持っていない場合、新しいボードのテーブルを見ることはできますが、アイテムを編集したり、絞り込み、並び替え、グループ化などを適用して表示を変更することはできません。
テーブルの操作
テーブルを使用すると、必要なコンテンツを自在に作成し、作業や仕事内容に合わせて最も効果的な方法で構成・整理することができます。
Miro ボードに新しいテーブルを作成すると、既存フィールドに、Miro カードにもなる数件のデフォルトフィールドが表示されます。これらのフィールドは削除、編集、非表示にでき、また独自の新しいフィールドを作成することもできます。
フィールドの作成
以下の手順では、テーブルにフィールドを作成する方法を説明します。
以下の手順に従って、新しいフィールドを作成してください:
- テーブルの右端の列の上部にある + アイコンをクリックします。
メニューが開きます。
テーブルへの新しいフィールドの追加 - メニューから作成したいフィールドの種類をクリックします。Miro フィールドとカスタムフィールドのオプションがあります。
各種オプションのダイアログが開きます。 - ダイアログにフィールド情報(フィールド名、選択肢フィールドの場合はドロップダウンのオプション)を入力し、保存をクリックします。
これで、テーブルに新しいフィールドが追加されます。
フィールド名またはオプションの編集
以下の手順では、フィールド名やフィールドの各種オプションを編集する方法を説明します。
以下の手順に従ってください。
- フィールド名にカーソルを合わせます。
三点リーダー(...)アイコンが表示されます。 -
三点リーダー(...)のアイコンをクリックします。
メニューが開きます。 -
フィールドを編集をクリックします。
編集オプションのダイアログが開きます。 - フィールド名やオプションを編集し、「保存」をクリックします。
これでフィールドを編集できました。
フィールドの削除
フィールドを削除する方法を説明します。
フィールドを削除するには、以下の手順に従ってください:
- フィールド名にカーソルを合わせます。
三点リーダー(...)アイコンが表示されます。 -
三点リーダー(...)のアイコンをクリックします。
メニューが開きます。 - 削除をクリックします。
これでフィールドを削除できました。
⚠️ 削除したフィールドを元に戻すことはできません。現在のテーブルと連動するすべてのバージョンから直ちに削除されます。
フィールドの非表示/表示
以下の手順では、フィールドを非表示または表示を切り替える方法を説明します。
以下の手順に従って、単一のフィールドを表示または非表示にします:
- フィールド名にカーソルを合わせます。
三点リーダー(...)アイコンが表示されます。 -
三点リーダー(...)のアイコンをクリックします。
メニューが開きます。 -
フィールドを非表示をクリックします。
フィールドは非表示になります。 - フィールドの非表示を解除するには、上記と同じ手順を繰り返しますが、「フィールドの非表示解除」をクリックします。
これでフィールドの非表示/非表示解除ができます。
また、複数のフィールドを一度に非表示、非表示解除することもできます。
以下の手順に従って、複数のフィールドを非表示または非表示解除します:
- テーブル上部にある目の「非表示」アイコンをクリックします。
テーブルのフィールドリストが表示されます。 - リストから非表示または非表示を解除したいフィールドを選択します。
これで、複数のフィールドの非表示/非表示解除ができます。
アイテムの編集
アイテムを編集する方法を説明します。
アイテムを編集するには、以下の手順に従ってください:
- 編集したいアイテム(レコード)をダブルクリックします。
アイテムが編集可能になります。 - アイテムを編集して Enter キーを押してください。
これで、アイテムの編集ができます。
アイテムの削除
アイテムを削除する方法を説明します。
アイテムを削除するには、以下の手順に従ってください:
- 削除したいアイテムにカーソルを合わせます。
アイテムの左側にゴミ箱アイコンが表示されます。 -
ゴミ箱アイコンをクリックします。
これでアイテムの削除ができます。
テーブルに Miro カードや付箋を追加
Miro カードや付箋を使ってテーブルにアイテムを作成できます。
テーブルにカードや付箋を追加するには、以下の手順に従ってください:
- テーブルにコピーしたいカードや付箋を選択します。
- カードまたは付箋をテーブルの上にドラッグ&ドロップしてください。
新しいアイテムの挿入場所に青い線が表示されます。 - 新しいアイテムが作成され、カードの内容は適応するフィールドに入力されたます。
付箋の場合、最初のフィールドに内容が入力されます。
これで、カードまたは付箋の内容がテーブルに追加されました。
テーブルに Jira カードを追加
Jira カードをテーブルにドラッグ&ドロップして、Jira と同期されたアイテムを作成できます。つまり、Miro と Jira 上での作業をテーブルまたはタイムラインに統合し、チーム全体の作業を一か所で管理・追跡することができます。
以下の手順に従ってください。
- キャンバス上で該当する Jira カードを見つけます。
- カードをテーブルの上にドラッグします。
- テーブル内の該当する行にカードをドロップします。
テーブルに Jira カードが追加されました。
Miro で行われた変更は Jira に反映され、その逆も同様です。テーブル内の以下の 5 つのフィールドが Jira に同期されます:
- タイトル
- 概要
- 工数見積
- 開始日
- 終了日
担当者とステータスのフィールドは Jira へは同期されず、テーブルでは無効になります。コンテンツは Jira に存在しますが、テーブルには表示されません。これらのフィールドは Jira カードのサイドパネルまたは Jira で直接編集できます。
テーブルの他のすべてのフィールドは Miro にのみ保存され、Jira には同期されません。
詳細:Jira カードに関するよくある質問 を参照してください。
テーブルの絞り込み
フィールド種別でテーブルの内容を絞り込み、作業したい内容の表示やアイテムを限定することができます。
テーブルの内容を絞り込むには、以下の手順に従ってください:
- テーブル上部の絞り込みアイコンをクリックします。
ダイアログが開きます。 -
絞り込み条件を追加するか、絞り込み条件グループを追加を選択します。
ダイアログが開きます。 - 絞り込みのパラメーターを指定します。これは、絞り込み条件の対象フィールド、絞り込みロジック、絞り込みに利用する特定のコンテンツです。
テーブルにはリアルタイムで絞り込みが適用されます。 - ダイアログを閉じるには、絞り込みダイアログの外側の好きな場所をクリックします。
これでテーブルを絞り込みできました。
テーブルの並べ替え
以下の手順では、テーブルのアイテムを並べ替える方法を説明します。
テーブルの内容を並び替えるには、以下の手順に従ってください:
- フィールド名にカーソルを合わせます。
三点リーダー(...)アイコンが表示されます。 -
三点リーダー(...)のアイコンをクリックします。
メニューが開きます。 -
昇順または降順のいずれかをクリックします。
これでテーブルの並べ替えができます。
テーブルの並べ替えを解除するには、次のようにしてください。
- 表の上部にある並べ替えアイコンをクリックします。
ダイアログが開きます。 -
並べ替えを削除をクリックします。
これで、テーブルの並べ替えが解除されました。
フィールドごとにアイテムをグループ化
以下の手順では、テーブル内のアイテムをフィールド別にグループ化する方法を説明します。
以下の手順に従って、アイテムをグループ化してください:
- テーブル上部のグループアイコンをクリックします。
メニューが開きます。
テーブル内のレコードのグループ化 - アイテムをグループ化したいフィールドを選択します。
テーブル内のアイテムは、選択したフィールドでグループ化されます。
これでテーブル上のアイテムをグループ化できます。
テーブルのグループ化を解除するには、以下の手順に従ってください:
- テーブル上部のグループアイコンをクリックします。
メニューが開きます。 -
グループ化を解除をクリックします。
これでテーブルのグループ化が解除されました。
連動カード
テーブルのアイテムをキャンバスにドラッグ&ドロップして、データが同期される連動カードを作成できます。
以下の手順では、連動カードの作成方法について説明します。
以下の手順に従って、連動カードを作成してください:
- 連動カードを作成したいアイテムにカーソルを合わせます。
レコードの左側にアイコンが表示されます。 - ドットのアイコンをクリックしたままキャンバス上にドラッグします。
選択したアイテムの情報でカードが作成されます。 - テーブル上のレコードが更新されるたびに、カードも更新されます。
これでテーブルから連動カードを作成できました。
カードがテーブルと連動しているかどうかは、カードの下に表示されるデータベースアイコンで確認できます。
レコードを削除した場合、対応する同期カードはボード上に残りますが、空白で表示されます。
キャンバス上で連動カードを削除しても、そのレコードはテーブル上に残ります。
既存の連動カードを元のテーブルにドラッグしても、カードは該当テーブルで一意のレコードとして扱われるため、機能しません。ただし、既存の連動カードを新しいテーブルにドラッグすると、連動していない新しいレコードとしてテーブルに表示されます。
テーブルをタイムラインとして表示
以下の手順では、テーブル表示からタイムライン表示に変更する方法を説明します。
タイムライン表示に切り替えるには、以下の手順に従ってください:
- テーブルの上部にあるテーブルアイコンをクリックします。
ダイアログが開きます。 - タイムライン表示を選択します(またはテーブル表示に戻します)。
これでテーブルをタイムライン表示に切り替えることができます。
タイムライン表示に切り替えると、開始日と終了日が記載されている場合は、タイムラインで対応するバーとして配置されます。タイトルフィールドと担当者フィールドは、アイテム名と担当者をバーに表示するために使用されます。
詳細:タイムライン
フォーカスモード
フォーカス(全画面)モードでテーブルを編集および表示できます。ウィジェットの上部にある斜め矢印アイコンをクリックするだけです。絞り込み、並べ替え、グループ化、フィールドの非表示などの設定は右上に表示されます。
キャンバスに戻るには、上部のキャンバスに移動をクリックします。
構造化データウィジェットの制限
各 Miro ボードに追加できる構造化データウィジェットには最大 250 件の制限があり、テーブル、タイムライン、同期カードなどの合計がカウントされます。この制限により、Miro ボードの性能と信頼性を最適化しています。
データウィジェットの上限に達するとどうなりますか?
ボードが 250 件の構造化データウィジェットの制限に達した場合、または制限を超えた場合、以下の現象が発生する可能性があります:
- 構造化データウィジェットをさらに追加しようとすると、エラーメッセージが表示される。
- 既存のデータウィジェットの読み込みに一貫性がなくなる。
- 変更の保存に関する問題
- パフォーマンスの低下
データウィジェットの制限を管理するためのヒント
構造化データウィジェットの制限に近づいている、または制限を超えている場合は、次を参照してください:
複数のボードにウィジェットを分散:
- 関連するコンテンツをそれぞれのボードにまとめてください。
- 分かりやすくするため、ボード名を工夫してください。
- すべての関連ボードへのリンクを貼った「マスター」ボードを作成します。
類似データを統合:
- 類似した構造を持つテーブルを統合します。
- 表示ごとに別々のテーブルを作成する代わりに、絞り込み機能を使用します。