Miro のボードでは、作業するユーザーの各種アクセスレベル(閲覧、コメント、編集)を設定することができます。この記事では、アクセス権限の種類とユーザーのアクセス管理方法について詳細をご紹介します。
アクセス権の設定
共有画面からボードを共有すると、[編集可]、[コメント可]、[閲覧可] から選択してアクセス権を指定できます。
💡 ボードの共有やコラボレーターの招待についての詳細については、こちらをご覧ください。
💡 各種アクセス レベルの詳細はこちらをご覧ください。
コメント投稿者とのボード共有
ボード所有者の権限
ボード所有者は 1 名のみです。ボード所有者は以下の操作が可能です。
- アカウント間でボードを移動させる
- ボードのバックアップをダウンロードする(有料プラン)
- 共同所有者を追加する(Consultant、Enterprise プラン)
- ボードのパワード設定を実施する(有料プラン)
- フレームを非表示にする、保護ロックを使用する(有料プラン)
- ボードコンテンツの設定をする(有料プラン)
- ボードの所有権を別のコラボレーターに移す
- ボードを削除する
Consultant と Enterprise プランの場合、ボードの共同所有者を追加することもできます。ボードの共同所有者は、上記のボード設定の一部を管理できます。詳細はこちら。
管理者は、アカウントからユーザーを削除することで、すべてのユーザーのボードを削除できます。コンテンツ管理者権限が有効になっている Enterprise プランの場合、会社の管理者は他ユーザーの個人ボードを管理、削除できます。
編集者の権限
編集者は、ボード上のすべてのツールの全機能を利用することができ、コンテンツの変更、削除、新たなファイルアップロードができます。
ボードが保存されたチームのメンバーである編集者は、他のメンバーのアクセス権限を編集し、新規コラボレーターを追加することができます。有料プランのボード所有者と共同所有者は、ボード編集者に対して同オプションを制限できます。
⚠️ ビジターのボードへの権限は制限されています。詳細はこちらのページをご覧ください。
コメント投稿者の権限
コメント投稿者は、ボードを閲覧し、コメントを残すことができます。アカウントに登録済みの場合は、投票セッションに参加し、作動中のタイマーを確認することができます。コメント投稿者は、ボードの編集や共有はできません。
コメント投稿者の画面
閲覧者の権限
閲覧権限では、ボードに変更を加えることができず、コンテンツの閲覧のみ許可されます。閲覧者のツールボックスには、ズームとマップのオプションのみが表示され、ツールバー上の各種ツールを利用することはできません。登録済みの場合は、投票セッションに参加し、作動中のタイマーを確認できます。
ボード上にフレームがある場合、閲覧者にはフレーム間を切り替えるオプションが表示されます。フレーム パネルでも同様の操作ができます。
閲覧者モード
ボードへのアクセス リクエスト
ボードリンクから、次のメッセージが表示される場合、ボードがまだあなたと共有されていないことを意味します。
ボードへのアクセス権をリクエストする
💡 ボードで閲覧、コメント投稿、編集するには、[アクセスをリクエスト] をクリックします。これにより、ボードの所有者にメールが送信されます。ボードの編集者や所有者はアクセスを許可し、各種アクセス権を設定でます。
ボードが閲覧やコメント権限のみで共有されている場合、右上のボタンから編集権限をリクエストできます。なお、この機能は Education プランでは対応していません。
編集者の権限をリクエストする
ボードのアクセス レベル
Miro のボードは、次の各レベルで共有できます。
- ボード(メールで特定のユーザーを招待する場合)
- チーム(無料プランの場合、すべてのボードが常にチーム全体で共有されます)
- 公開
- プロジェクト(無料プランでは利用できません)
- 会社(Enterprise プランのみ)
共有メニューから、誰とボードが共有されているかを確認し、すべてのアクセスレベルを設定できます。
アクセス権の変更
個別に招待されたコラボレーターのアクセス権をボード上で編集する方法は以下のとおりです。
- 右上にある [共有] ボタンをクリックします。
- [共有設定] を開きます。ボードにアクセスできるユーザーの一覧が表示されます。
- ドロップダウンをクリックすると現在のアクセス権が表示されるので、選択したユーザーのアクセス権を指定します。ここでは、コラボレーターを削除することもできます。また、ボード所有者には、別のユーザーをボード所有者にするオプションが表示されます。(所有権を譲渡)
- [完了] をクリックして、変更を確認します。
また、チーム/プロジェクト/会社/公開の各種アクセスを変更することもできます。
ボードが他の手段(チーム全体、プロジェクト、会社、もしくは公開で)共有された場合、特定のユーザーのアクセス権を下げても、そのユーザーはチーム/プロジェクト/会社/公開の共有によって付与された以前のアクセス権を保持している場合があります。
ボード所有者による既存コラボレーターのアクセス権の変更
ボードの所有権を別のコラボレーターへ譲渡する
設定者:現在のボード所有者、コンテンツ管理者権限を持つ Enterprise プランの会社の管理者
利用可能バージョン: ブラウザー版、デスクトップ アプリ、タブレット アプリ
ボード所有権を譲渡するには、新たに所有者となるユーザーがボードの属するチームのメンバーであり、個別にメール/Slackでボードに(コラボレーターのリストに)追加されたことが必要です。
所有権の譲渡を完了すると、譲渡したユーザーが操作を取り消すことはできません。
1. メールまたは Slack でボードにユーザーを招待します。
2. ボードの [共有] メニューの [共有設定] をクリックします。
3. ユーザーのメニューで [所有者] を選択し、操作を確認します。
ボード所有権を別のチーム メンバーに譲渡する
✏️ 離職したユーザーがいる場合、管理者はアカウントから該当者を削除し、ユーザーが所有していたすべてのコンテンツの所有者となることができます。 ユーザーを削除する方法は次の記事をご覧ください:Enterprise プラン、その他すべての Miro プラン
よくある質問
- 自分のアカウントからユーザーを削除しましたが、そのユーザーはまだボード上に存在しています。ユーザーのアクセスを停止する方法を教えてください。
ー 直接招待していないユーザーでも、ボードが他の手段(チーム/プロジェクト/会社/公開アクセス)で共有された場合、ボードへのアクセスが可能です。ボード共有設定を確認し、アクセス権を削除してください。 - 非公開ボードを作成する方法を教えてください。
ーこちらをご覧ください。 - 誰がボード所有者なのか確認する方法を教えてください。
ーボード情報カードに、ボード所有者の名前が表示されています。ご自身のアクセスレベルによっては、この情報を閲覧できない可能性もあります。ただし、ボードへの招待を受け取った場合は、通知で招待者の名前を確認できます。 - 自分が作成したボードにも関わらず、自分の所有ではなくなりました。なぜボードの所有権を失ったのでしょうか?
ー管理者は、チームメンバーを削除し、そのボードを管理者本人もしくは他の管理者に割り当てることができます。コンテンツ管理者権限を有効にした Enterprise プランの場合、会社の管理者が他のユーザーのボードを再割り当てできます。
ブラウザー履歴、もしくは Miro のメールから、ボードのリンクを探してアクセスをリクエストしてください。管理者がボードを削除した場合、削除日から 30 日以内に復元してもらうよう管理者に依頼することができます。 - チームからからボードを移す方法を教えてください。
ー複数のチームメンバーでメンバーとなっていれば、ボードを別のチームに移すことができます。そうでない場合、自分のチームを作成できます。 - ボードをチームのメンバーではないユーザーに移すことはできますか?
ーできません。ボードの所有権を割り当てることができるのは、自分が所属するチームのメンバーのみです。対応策として、そのユーザーは自身のチームに、あなたのボードのコピーを作成することができます(ボードコンテンツ設定でこれが許可されていることをご確認ください)。ただし、そのユーザーは Miro に登録していて、かつ別のチームのメンバーでなければなりません。 - 閲覧者/コメント投稿者/編集者がボードのコンテンツをコピーし、ボード上のファイルをダウンロードすることはできますか?
ーこれは、ボード所有者もしくは共同所有者が、ボードのコンテンツ設定で許可もしくは制限できる操作です。 ただし無料プランの場合、ボードのコンテンツをコピーするオプションはデフォルトで有効になっており、ユーザーによる設定はできません。