Miro の高度なユーザー管理では、会社の管理者はアカウントからユーザーを削除する代わりに、非アクティブ化することができます。非アクティブ化したユーザーは、プランのディレクトリに残り、いつでも再度アクティブ化することができます。
利用可能なプラン:Enterprise プラン
設定者:会社の管理者
ユーザーを非アクティブ化する
ユーザーを一時的に非アクティブ化することはいつでも可能です。ユーザーを非アクティブにすると、ユーザーのステータス(およびユーザーのセクション)はアクティブから非アクティブに切り替わり、ライセンスの消費が停止します。表示上はそれ以外何も変わりませんが、非アクティブ化したユーザーは以下のような状態になります。
非アクティブ化したユーザーは Enterprise プランにアクセスできません。
非アクティブ化したユーザーは、会社の SSO オプションを使用したログインができなくなり、通常の認証方式に戻されます。
非アクティブ化したユーザが共有したボードや、作成したプロジェクトは、他の誰かに再割り当てされることはなく、コラボレーターは引き続きアクセスできます。
非アクティブ化したユーザーへの通知はすべてブロックされます。
他のユーザーは、ボードやプロジェクトを非アクティブ化したユーザーと共有できません。
フレキシブル ライセンス プログラムに未登録の Enterprise サブスクリプションでは、非アクティブ化したユーザーをチームに追加することはできません。FLP に登録済みのサブスクリプションの会社の管理者は、非アクティブ化したユーザーをメンバーとして招待することで、再度アクティブ化することができます。詳細はこちらをご覧ください。
非アクティブ化したユーザーの利用料金は発生しましせん。非アクティブ化したユーザーのフルライセンスはリリースされ、他のアクティブユーザーに利用できます。
- 非アクティブ化したユーザーの次の属性を更新することはできません。
userName |
userType |
roles.value |
ユーザーを非アクティブ化するには、以下の手順を実行します。
会社の設定を開きます。
[アクティブなユーザー] を選択します。
非アクティブ化するユーザーの右側の三点リーダーメニュー > [非アクティブ化する] をクリックします。
Enterprise プランでユーザーを非アクティブ化するオプション
また、複数のユーザーを一括して非アクティブ化することもできます。ユーザーの左側のボックスをチェックして複数のユーザーを選択するか、検索条件を適用して絞り込み、条件に該当するユーザー(一度に最大 50 人まで)を選択します。
検索条件を適用し、リスト上のユーザーを最大 50 人まで選択
そして、一括操作で [非アクティブ化する] を選択します。
一括操作で複数のユーザーを非アクティブ化するオプション- 非アクティブ化するユーザーが所有するボード、テンプレート、プロジェクトを他のユーザーに移管したい場合は、[ユーザーのコンテンツを再割り当てする] をチェックします。
ユーザーを非アクティブ化する際にコンテンツを再割り当てするオプション [非アクティブ化する] を選択します。
ユーザーは、一度非アクティブ化されると、登録していたメールアドレスを使って Miro の認証を受けることや他チームに参加することができなくなります。 会社の管理者は、非アクティブ化したユーザーのライセンスを他のユーザーに割り当てることができます。また、非アクティブ化したユーザーによる Miro での作業には、引き続き他のユーザーがアクセスできます。
非アクティブ化したユーザーが、既にアクセスできなくなったボードにログインしようとすると、画面に次のメッセージが表示されます。
警告が表示された非アクティブ化したユーザーのログイン画面
ユーザーを非アクティブ化しても Miro でのデータは削除されません。権限は保留され、ユーザーを再度アクティブ化すると復元されます。
️️ ✏️ 注意:会社の管理者を非アクティブ化するには、最初に会社の管理者権限を取り消す必要があります。
✏️ ユーザーを非アクティブ化するときに、「チームには少なくとも一人の管理者が必要です」というメッセージが表示されたら、そのユーザーは、該当する Enterprise チームにおける唯一の管理者だということを示しています。この問題を解決するには、チームに自分を招待し、チームの管理者権限を自分に付与してください。それぞれのユーザーのチーム数をクリックして、メンバーがどのチームに所属しているかを確認します。
✏️ ️️会社が SCIM ソリューションを使用している場合、ID プロバイダーを通じてユーザーを非アクティブ化することもできます。SCIM によってユーザーを非アクティブ化した場合、コンテンツの再割り当ては行われません。この場合、再割り当てオプションは、UI でのみサポートされています。
ユーザーを再度アクティブ化する
ユーザーを再アクティブ化するには、以下の手順を実行します。
会社の設定を開きます。
[ユーザーとチームの管理] > [非アクティブ化したユーザー] を選択します。
再度アクティブ化するユーザーの右側の三点リーダーメニューをクリックします。
- 必要に応じて、ユーザーをチームに追加します。
[再度アクティブ化する] を選択します。
ユーザーを再アクティブ化
再度アクティブ化したユーザーは以下のような状態になります。
ユーザーはすぐログインできるようになります。
共有ボード、チームボード、非アクティブ化される前に作成したボードにアクセスできるようになります(ボードが再割り当てされていない限り)。
️️ ✏️ 注意:非アクティブ化したユーザーを再度アクティブ化することができるのは、会社の管理者のみです。
ユーザーを永久に削除する
非アクティブ化したユーザーを完全に削除するには、以下の手順を実行します。
会社の設定を開きます。
[非アクティブ化したユーザー] を選択します。
削除するユーザーの右側の三点リーダーメニューをクリックします。
非アクティブ化したユーザーを削除
一括操作を使用して、複数の非アクティブ化したユーザーをまとめて削除できます。
最大 50 人のユーザーを一括選択- ユーザーを削除してコンテンツを他のユーザーに再割り当てする場合は、新しい所有者を選択し、[ユーザーを削除] をクリックします。コンテンツも併せて削除する場合は、[ユーザーとコンテンツを削除] を選択します。
非アクティブ化したユーザーを削除
✏️ 注意:ユーザーの削除後、新しいユーザーを追加する権限のあるすべてのユーザーは、削除されたユーザーをメンバーとしてアカウントに招待したり、ゲストとしてボードに招待したりすることができます。