Miro の移行プロセスは、組織の全チームを単一の Enterprise ドメインに安全に統合することをお約束します。Miro の Enterprise 移行プロセスを学び、また、移行前、移行中、移行後についての重要な情報をお読みください。
対象プラン:Enterprise
実行可能なユーザー:会社の管理者
チームを移行させる
Miro は、Enterprise プランのお客様に、そのドメインが所有するセルフサーブの無料のチームを Enterprise アカウントに移行させるオプションを提供しています。チームは、そのままの状態で移行され、移行には以下が含まれます。
- すべてのボード(移行時の状態で)
- すべてのユーザー、その役割、そのアクセス権
- プロジェクトの構成
- テンプレート
- アプリ(移行先の Enterprise の会社設定で許可されている場合)
✏️ Enterprise プランでは、チームの移行は無料で提供されています。カスタマイズされた移行のアドオンも利用可能です。詳細については、Miro の営業担当までお問い合わせください。
チームを移行させるメリット
- 組織外のチームで作成されたボードの所有権を獲得できます
- 使用法とコンテンツを統合して、Enterprise のセキュリティー設定によって管理することで、最大限のセキュリティーを確保できます
- ユーザーは、より効率的なコラボレーションと、Enterprise の機能の活用ができるようになります
- チームの構成が維持されるので、ユーザーへの影響は最小限にとどまりますユーザーはこれまでと同様のコラボレーションができる上に、Enterprise プランの機能も利用できるようになります。
移行プロセス
⚠️ Miro がコンテンツを合法的に Enterprise インスタンスに移行する以前に、ドメイン管理を使って、会社のドメインを必ず検証してください。
- ドメイン管理を設定してください。ドメインの検証が完了すれば、Miro の担当者とともに移行プロセスを開始することができます。
- セキュリティー設定 >管理対象ドメインでドメイン監査をリクエストします。 このレポートでは、組織のドメインユーザーが作成したチームのほか、組織のドメインで Miro のプロフィールを持つユーザーのすべてが可視化されています。/strong>
- Miro が提供するドメイン監査データを確認し、Miro の担当者とともに移行の戦略策定をしてください。
- Miro チームは、移行プロセスを成功に導くために、アカウントの設定を変更する必要があるかどうか判断する事前チェックを行います。会社の管理者は、プロセスを進められるよう、すべての事前チェックエラーを解決する必要があります。
- SSO を使用している場合は、予定された移行日時までに IdP に新規ユーザーを追加することを忘れないでください。そうすることで、移行後の SSO でのログインが可能になります。
- 移行リクエストを申請するには、Miro の担当者と移行日を調整し、エンドユーザー側で予測される変更をチームに知らせ、移行が実施される時間帯には Miro の使用を控えるよう伝達する必要があります。
Miro の移行プロセス
移行の進行中
Miro は移行中もアクセス可能ですが、移行時に Miro を使用しないようにユーザーに助言することが重要です。Miro の機能に影響はないと思われますが、ボードの移動中にボードを編集すると、最新の変更内容が失われる可能性があります。Miro を再び使用する前に、移行が完了するまで待った方が安全です。
移行にかかる時間は、関係するチーム、ユーザー、ボードの数によって異なり、数分から数時間に及ぶこともあります。移行後、Miro チームは移行が成功裏に完了したことを確認し、プロセスと必要な変更または更新の詳細を記載した移行後のレポートを提供します。これにより、移行の結果と必要な次のステップについて、お客様に十分な情報を提供することができます。
移行後
- 移行が完了すると、Miro チームから確認と移行後のレポートが届きます。
- 移行後のレポートを確認し、チームが移行されたことを検証してください。
- SSO を使用している場合は、移行された会社のドメインユーザーが、Active Directory(アクティブ ディレクトリー)に基づいて、SSO 経由でログインできることを検証してください。
- 必要があれば、チームのアクセス権限を更新してください。移行後のチームにはデフォルトのチーム設定が適用されます。チーム数が多い場合は、チーム設定更新の API を使用して、その設定更新をすることができます。API に関してサポートが必要な場合は、Miro サポートまでご連絡ください。
会社の管理者の方へ
- 会社の管理者は、新しく追加されたチームを Enterprise アカウントの チームから確認できます。
- 新しく追加されたユーザーはすべて ユーザーに表示されます。
- チームのアクセス権限への変更に関しては、会社の管理者からチームの管理者にそのすべてを伝えることをお勧めします。
エンドユーザーの方へ
- SSO が有効になっている場合、ユーザーのログインフローが変更されることが考えられます。
- ユーザーには、チームが Enterprise アカウントの一部になったことを示す家のアイコンとともに、チームが表示されます。
- ユーザーは、すべての Enterprise プランの機能にアクセスできるようになります。